2018年9月30日日曜日

存在と変革

portraits vivants
本ブログで先月13日にお伝えした大切な集いに、参加してきました。会場にそっと置かれたおふたりのご遺影を前に、「できるかぎりの発言をしなければ」と、気を引き締めて臨みました。

真島一郎
 「 存在と変革
              - からだを介して」


光を分けて水にあたふるにはあらず。水なければ影なし。亦水を得てはじめて月に影あるにあらず。万川にうつる時も一水に移らざるときも、月において加損なし。
       (佚斎樗山 『天狗芸術論』)

2018年9月27日木曜日

ベトナム戦争の形而上学的背景


岩波書店の『思想』10月号に、このほど書評文を寄稿しました。

真島一郎
「ベトナム戦争の形而上学的背景 - ファム・コン・ティエン『深淵の沈黙』」
『思想』1134 : 127-132。

野平宗弘訳による
ティエン自身のテクスト(日本語初訳)も、同時掲載。


「ぼくはこの本を君のため
だけに書こうと思う」
          (ティエン)

2018年9月20日木曜日

アマドゥ・クルマ 増刷

以前出版した拙訳書の
増刷がこのほど決まりました。長らく品切れ状態で、古書でしか入手できなかった本書が、ひさしぶりに新刊書店の店頭に並びます。

アマドゥ・クルマ
『アラーの神にもいわれはない -ある西アフリカ少年兵の物語』 真島一郎訳、人文書院、初版第一刷発行2003年7月20日。

今回奥付に記される初版第2刷発行日は「2018年9月30日」ですから、じつに15年あまりの歳月をへての現役復帰…。

とはいえ、日本の読書界でアフリカ文学の作品が増刷されること自体、けっこう珍しいケースにあたるでしょうから、今回の朗報、ただ光栄に感ずるばかりです。

2018年9月15日土曜日

TUFS Cinema アフリカ映画特集 2018


たいへんお待たせしました。今年の
「TUFS Cinemaアフリカ映画特集」が満を持して来月中旬にお届けするのは、アラン・ゴミスによるあの傑作 『わたしは、幸福(フェリシテ)』です。

TUFS Cinema
]アフリカ映画特集
『わたしは、
      幸福(フェリシテ)』

日時:
2018年10月12日(金)
開場18:00、開映18:30

場所:
東京外国語大学
アゴラ・グローバル
プロメテウス・ホール

入場無料。申込不要。
定員約500名。

本篇終了後には、
昨年同様、小田マサノリさんとの楽しいトークセッションを予定しています。

詳細はココを。
https://tufscinema.jp/181012-2/
みなさま、ふるってご来場ください。

























2018年9月13日木曜日

合評会 『からだが生きる瞬間』


竹内敏晴と稲垣正浩を囲んで2005~07年に行われた重要な共同討議の記録については、本ブログでもすでに紹介しました。この記録集の合評会が今月末に開催される予定です。会場は青山学院大学キャンパス内で、一般公開です。詳細は、右画像をクリックしてください。

「自分がほんとうに自分であるとき、もはや自分は自分ではない」
             (竹内敏晴)