2019年12月4日水曜日

佐原敦子 ヴァイオリンリサイタル


       
ヴァイオリニストの佐原敦子さん(藝大フィルハーモニア管弦楽団第1バイオリン奏者)から直接ご案内をいただいて、初冬の晩、ひとりトッパンホールへ。

すべての曲目に魅了されましたが、なかでも1921年の無伴奏曲、「レントヘン:無伴奏ヴァイオリンのためのファンタジー」の渾身の演奏には、時と場所の感覚を失うほど、魂をもっていかれました。
またとなく素敵な夕べを届けてくださいまして、
ありがとうございました。
 


佐原さんとは、3,4年まえの少人数の集いで初めてお会いしました。そのときやはり知りあった(当時の私の企画で助けてくださった)NHK 番組制作チーフ・ディレクターの上野智男さんが手がけられた、奥深くも静まりかえるドキュメンタリー番組を、ちょうどこの秋に再放送で鑑賞し、音楽と生のかかわりについてしばらく考えていたところでした。

「漂泊のピアニスト
  アファナシエフ もののあはれを弾く」
   (NHKBSプレミアム、2008年初放送、112分)

今月14日も再々放送があるようです。一流の表現者としてのお二方を、演奏・映像ともに、とても眩しく感じています。