2026年6月14日日曜日

浜本汀 著『石ひとつ置くこと』

 

浜本汀(はまもと なぎさ)さんは、生まれ故郷の天草で小説を創作されながら、からゆきさんの隠された歴史を足で調べ、考えている、若き文筆家です。 熊本大学の文化人類学者、香室結美さんからのおたよりで浜本さんのことを私が知ったのは、つい2か月ほど前のこと。ネット通販が始まるのを待って、浜本さんのZINE 『石ひとつ置くこと』をさっそく購めました。一読、端正で繊細な筆致に、冒頭から魅了されていきます。〈石〉と〈水〉という忘れがたい対位法の思考が、ある切実な記憶の問いを訴え、掘り下げながら、同書所収のエッセイ四篇と小説一篇を閑かなリズムで貫いている。書き手のそうした声の連なりを聴き終えたとき、じつに重い問いが読み手へ渡されたことが、体でじかに感じられました。三觜咲さんの表紙イラストも喩として絶妙。

   

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目の前の、水に流されそうになっているたったひとりの声を聞いて、

できるだけまっさらにうけとめようと努めて、

心のなかに、ちいさな石ひとつ、置く。

覚えておくために。

大きな水の流れに抗うために。 

(同書所収、第四エッセイ「石ひとつ置くこと」より)

      https://note.com/nagisa_hama/n/n791382143461

2026年6月13日土曜日

水俣からあなたへ (夜の自主連続勉強会第2回)

 



    今年の『TUFS〈夜〉の勉強会』特別連続企画

 「水俣からあなたへ」第2回を、昨晩ひらきました。

   つどいのコールは前回同様、勤務先同僚の大川正彦さんと私のふたりです。

 とくに今回は、外大の栄えあるサークル「東京外国語大学哲学会」の学生のみなさんから

 熱いリスポンスが届けられたことを、ことのほかうれしく感じています。

 第3回夜勉は、来月7月にも開催の予定です。 

 きょうのお昼は「水俣・写真家の眼」事務局の方々と、秋の外大催事にむけたランチ会合

 をしてきました。できるかぎり頑張ろうと思います

 

              人間はこれからどう生きていくのだろう。水俣からあなたへ。

2026年6月3日水曜日

第7回難民・移民フェス

 

毎年の合言葉「フィナーレは踊ろう」。はい、わたし今年も踊りにまいります。

2026年5月20日水曜日

水俣からあなたへ (夜の自主連続勉強会初回)


 昨日のつどいでは、教員たった二人のコールに応えて、学内外から100名を超すみなさまにご来場いただき、かけがえのない縁(ゆかり)をむすぶことができました。水俣・写真家の眼事務局の小泉初恵さん、朝日新聞東京本社の島崎周さん、平日遅い時間の大教室でともに〈夜〉をすごしてくださった心の支援ありがとうございます。次回よるべんは来月6月の開催を予定しています

2026年5月17日日曜日

矢車草




節句をすぎてようやく何輪も何色も花が。

陽のうつす花影で和名の起こりにようやく近づく立夏。『ボタン穴から見た戦争』でも田宮虎彦の「花」でも、心を揺らすひとのすぐかたわらで揺れていたその花影が心の裡でつながる