2024年3月24日日曜日

卒業式2023


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一昨日3月22日に今年も学部卒業式を無事迎えることができました。ゼミからは今年度8名の4年生が巣立っていきました。ご卒業まことにおめでとうございます。年度前半は毎週のように多磨の「現場」にかよい、4年ぶりの夏合宿をへた後半には打って変わって机上の卒論執筆へと向かっていくみなさんの真剣な眼差しを、とても眩しく感じてきました。この場所でめぐりあったゼミ友との繋がりをこれからもできるだけ大切にしながら、社会のそれぞれの場所でご活躍されることを心より願っています。またいつの日かお目にかかる日が訪れることを。

2024年3月9日土曜日

大震災から13年

 

ゼミ卒業生の菜生さんが大震災後13年をまえに、番組メインディレクターとして良質の長編ドキュメントを制作してくれました。12日にも再放送があるようです。

ありがとうを3.11に伝えよう委員会 

 

昨夏放送のこちらも見事な出来映えのドキュメントでした。

小さな旅 ジャズ 輝いて ~仙台市~

2024年3月1日金曜日

死と乙女

 



















































畏友 飯島みどりが昨夏訳出したアリエル・ドルフマンの夜の戯曲が

このたびリーディング公演で日本語の舞台空間を揺曳するかけがえのない機会が実現しそうです。この一場の時に私もぜひ居合わせようと思います。

 「[…]強姦され拷問を加えられ、その上裏切りまでも経験した女主人公パウリナ、その彼女の境遇に我が心は悲憤極まるのだが、だがその彼女は同時に、舞台上には三人のうち誰よりも暴力に走る人格として登場し、それゆえ彼女への問いかけは他の二者に優るとも劣らない難題であった ー あなたはあなたを拉致した男たちと同じ部類の人間になろうとしているのか? あなたはまたテロルの円環にいついつまでも身を預けることになるのか? もしも向こうが忘却を要求してくるとするならいったいあなたは許しを代価として支払うことができようか?」 (ドルフマン「日本語版へのあとがき クーデタ五十年後の死と数多の乙女たち」より)

 「拷問は音楽と相性がよい[…]ラテンアメリカの「汚い戦争」こと一九六〇~八〇年代の軍政・内戦期に材を採る劇映画の数々は、拷問室にはラジオがつきものだったと教えてくれる[…]心おきなく拷問を遂行するには痛めつけられた政治犯が声を上げようとも近隣に聞き咎められない仕掛けが要る。そこで拷問が始まるとラジオの音楽専門局ー最も好都合なのはロックであるーの放送をボリュームいっぱいに流し隠れ蓑とする手が使われた」(訳者解題より)