2025年12月24日水曜日

生を見つめる翻訳

 

 

日本語による翻訳150年の営みを望見する論集『生を見つめる翻訳』が、この年の瀬にいたりようやく刊行の運びとなりました。多くのみなさまのお力に支えられ、それぞれの生の深部、世界の深部が揺らめき出でるような、真に味読に値する一書が形になったのではないかと感じております。これまで編集委員のあいだでは、相当の時間をかけて企画の話しあいを重ねてまいりました。私は全体の編集作業に加え、下記3つの重要なインタビュー記録にたずさわる機会もいただきました。寄稿者のみなさまには、この場を借りまして心より御礼申しあげます。

久野量一・千葉敏之・真島一郎 編『生を見つめる翻訳-世界の深部をひらいた150年』東京外国語大学出版会、458+4頁、2025年12月23日発行。

目次:

[インタビュー] 思想にとっての翻訳
 異界の言葉を伝えるヘルメス ― 西谷修に聞く 西谷修×真島一郎、15-40頁

[Ⅰ] 世界の〈場所〉をひらく文芸翻訳
文学の根を問う
 「黒人文学」から「アフリカン・アメリカン文学」へ、そしてそれから。 荒このみ
  Man is a Cause ― パレスチナとともに生きる 岡真理
  多言語的空間、「東欧」文学と翻訳 阿部賢一

翻訳者は闘う
 人々の経験と記憶を丁寧にたどる ― チベット文学の翻訳 星泉
 プラムディヤ・アナンタ・トゥールを翻訳する 押川典昭
 全羅道方言と格闘した七年間 筒井真樹子
 『世界革命文学選』の刊行とその時代 今井昭夫

作家に生を重ねる
 自由と流通 ― アレクシエーヴィチ作品の翻訳をめぐって 沼野恭子
 J・M・クッツェー翻訳の長い旅 くぼたのぞみ
 児童文学翻訳者への道と翻訳児童文学の今 宇野和美
 クンデラ作品の翻訳 西永良成
 牛のいる壁を開く ― 岩崎力と翻訳の「呪文」 荒原邦博

[インタビュー] ラテンアメリカ文学の地熱
 濃密なる文芸空間 ― 野谷文昭に聞く  野谷文昭×久野量一

[Ⅱ] 発端の光景 ――近代化と戦争
西洋をたわめる
 中江兆民「政治的の産婆」としての『民約訳解』
  ― 最近の挑発的な研究にことよせて 大川正彦
 社会の「科学的」な解明へ?
  ― モールス口述、石川千代松筆記『動物進化論』 春名展生
 「伊曾保物語」と新村出 吉田ゆり子

翻訳の機構
 近代国家の心得 ― 畢酒林氏説、西周助訳述『万国公法』春名展生
 『異国叢書』(イエズス会日本通信と日本年報)と村上直次郎 吉田ゆり子

アナーキズムの言語
 大杉栄 ― 言語ということを一人で横断した人 橋本雄一
 平野威馬雄の訳業 野平宗弘

情況への目線
 露国・拉里阿諾布著『一島未来記』と露語科の小島泰次郎 巽由樹子
 ブハーリン、スターリン『支那革命の現段階』ほかの翻訳と蔵原惟人 倉田明子
 下位春吉、日本とイタリアのファシズムと鵺のような戦後 小田原琳
 東京外国語学校「支那語部」をめぐる翻訳事情 加藤晴子
 南米日系移民と翻訳 高木佳奈
 志水速雄訳『人間の条件』
  ― ハンナ・アーレントの翻訳をめぐる一つの事情 岩崎稔

[インタビュー] 《Nuevo Mundo》の二〇世紀
 人間の生を問う力の源泉 ― 太田昌囯に聞く 太田昌囯×久野量一×真島一郎、289-314頁

[Ⅲ] 原典との対峙、世界の精読
古典を訳し継ぐ
 河島英昭の未完の『神曲』翻訳 ― 先生とぼくをめぐって 原基晶
 枯れた風趣をそのままに ― 前嶋信次と『アラビアン・ナイト』 後藤絵美
 インド刻文学と辛島昇 太田信宏

事件としての叢書
 「大航海時代叢書」の誕生 高橋均
 「大航海時代叢書」のなかのポルトガル語文献 鈴木茂

並走する知性
 運動体としてのマルク・ブロック、人を結ぶ二宮宏之 千葉敏之
 異なる文化の仲介者
  ― レヴィ= ストロース『悲しき熱帯』と川田順造の訳業 舛方周一郎
 知的好奇心が競演するテキスト
  ― 家島彦一とイブン・バットゥータの『大旅行記』 熊倉和歌子

[インタビュー] 思想にとっての翻訳
 オートディダクトの研究手帖 ― 上村忠男に聞く  上村忠男×真島一郎、385-415頁

翻訳書一覧
執筆者一覧
人名索引

2025年11月27日木曜日

崎山多美 『フウコ、森に立て籠る』


作家の崎山多美さんがこのほど新たな長編小説を発表されました。

崎山多美 『フウコ、森に立て籠る』インパクト出版会、2025年11月25日発行。

「過去の言葉を蘇らせる。あるいはそれに別の、新たな生命を与える。決して届かぬ何かに言葉を届かせようとする絶えざる営みを繰り返す[…]崎山は、いつだって未生の言葉を産み出そうとする。言葉の森に立て籠り、未だ生まれえぬ言葉を産もうとする[…]小説『フウコ、森に立て籠る』は、崎山多美文学に親しむ者ならお馴染みの、唐突なる来訪と呼びかけによって幕を開ける。突然の来訪とそれに続く呼びかけ、それを受けた「わたし」は、それが果たして自分に対する呼びかけなのかどうかも分からぬままに応答し始める。崎山作品は、不意の呼びかけとそれに応答する「わたし」をたびたび描いてきた。「わたし」は、呼ばれたのか、呼んだのか、受動なのか能動なのか。判別不能な宙吊り状態の主体ならざる主体の「わたし」は、他者の訪れを迎え、他者に迎えられ、不透明なままでともにあろうとする。崎山は、自律と他律の間を揺れ動く蠢く生の有り様を綴り続けてきたとも言えるかもしれない」

               (渡邊英理さんの巻末解説「崎山多美、言葉の森に立て籠る」より

2025年11月13日木曜日

「深い河」を遡行する


 アーティストの吉國元さんから、個展「深い河 DEEP RIVER」開催のおたよりをいただきました。来週22日(土)には下記オープニング・トークイベントが予定されているとのこと。ぜひお話を聴きにうかがおうと思います。楽しみです

2025年11月22日(土)16:30~18:00 会場 LAG(LIVE ART GALLERY)

事前受付制・定員40名

https://bijutsutecho.com/magazine/news/exhibition/31665

榎本空×吉國元 「深い河」を遡行するー榎本空さんを迎えて

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深い河、神よ、 わたしは河を渡って、集いの地に行きたい -黒人霊歌

「落下して散らばったいくつもの硬貨のような人々の移動の軌跡を思う。なにが僕たちの生を規定するのだろうか。国家・貨幣・パスポートの支配から僕たちは逃れられないのか。従うしかないのか。しかし、それでも僕たちは、それぞれの持ち場で自分らしく生きるための工夫を怠らない。遠くを想い、大切な人がその人らしく生きていてくれることを願う。」

2025年に描いた絵を集めた本展のタイトルを「深い河」にしたのは、歴史の底流にある意識や感情に触れることによって、他者たちとつながることを願ったからである。

「深い河」は、太古の河のように流れる静かな時間のことであり、遠くの場所や人との合流を期待することでもある。私は河を渡りたい。

吉國元 (個展開催案内文より抜粋) 

2025年10月30日木曜日

社会的生と〈悪〉の問い

 

 

日仏哲学会の機関誌『フランス哲学・思想研究』にこのほど下記論考を寄せました。

真島一郎「社会的生と〈悪〉の問い - ドンズロから人類学的思考へ」『フランス哲学・思想研究』第30巻(2025)、113-118頁。 

2025年10月20日月曜日

恐怖のリベラリズム だがいったい誰の


 来月11月5日(水)に下記のつどいを予定しています。ジュディス・シュクラーの思想を

6月の廃絶主義勉強会で得られた論点といかに熱くリンクできるか。

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TUFS〈夜〉の自主勉強会 21世紀世界の恐怖と自由  第2回

日時:2025年11月5日(水)17:40~19:40

会場:東京外国語大学研究講義棟427室

対面開催 入場無料 申込不要

call 恐怖のリベラリズム-だがいったい誰の- 古川高子(東京外国語大学教員)

responses 大川正彦(東京外国語大学教員)

      柏崎正憲(一橋大学教員)

      梁英聖(東京外国語大学教員)

司会:真島一郎 主催:東京外国語大学 海外事情研究所

2025年10月15日水曜日

アニメ『アラーの神にもいわれはない』


 

東京国際映画祭2025エシカル・フィルム賞ノミネート作品のひとつに、今年フランスでアニメ制作された(!)『アラーの神にもいわれはない』が入っているようです。驚きました。ぜひ鑑賞しなければ。

 https://2025.tiff-jp.net/news/ja/?p=66649

 https://2025.tiff-jp.net/ja/lineup/film/38007ANM01

2025年8月5日火曜日

ゼミ夏合宿2025

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年もゼミ生のみなさんと20人以上で夏合宿の数日間をすごしました。

海をみおろす静かな宿で連日好天にも恵まれ、ひと夏の大切な思い出となりました。

  


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 












2025年7月20日日曜日

しにゃい実写版

 

小田マサノリさんからさきほど、しにゃい実写版が届きました!

 

2025年7月17日木曜日

2025年7月2日水曜日

COURRIER JAPON ー 今月の本棚


 講談社のウェブメディア「クーリエ・ジャポン」と、人文・学芸系編集部とのコラボ企画「今月の本棚」に、7月の書籍選者として小文を寄せました。

2025年5月31日土曜日

『国境廃絶論』の衝撃


来月6月18日(水)に下記のつどいを予定しています。

思考の基盤としては、2か月前のファノン・パネルに連動したものになろうかと予期しています。

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TUFS〈夜〉の自主勉強会 21世紀世界の恐怖と自由 

日時:2025年6月18日(水)17:40~19:40

会場:東京外国語大学研究講義棟427室

対面開催 入場無料 申込不要

call 『国境廃絶論』の衝撃 梁英聖(東京外国語大学教員)

responses 大川正彦(東京外国語大学教員)

      柏崎正憲(一橋大学教員)

      古川高子(東京外国語大学教員)

司会:真島一郎 主催:東京外国語大学 海外事情研究所

2025年5月1日木曜日

星々のアフリカ


水声社《コメット・ブッククラブ》のオンライン・マガジンに、このほど小文を寄せました。
 
真島一郎 「哲学の転生、星々のアフリカ」『コメット通信 第57号 = 特集 アフリカ哲学/文学』(2025年4月号)、pp.12-14. 

2025年4月19日土曜日

フィナーレは踊ろう!

みんなの「難民・移民フェス」第6回が来月、平成つつじ公園で開催です。火曜3限の3・4年生のみなさん、火曜5限の1・2年生のみなさん、当日の晴天を祈りつつ、ぜひ会場でお会いしましょう。



2025年4月12日土曜日

GRUPO UKAMAU DE BOLIVIA

 

今月末の連休以降、未公開の新作2本を含むウカマウ集団全14作品の特別上映が都内で予定されています。非常に貴重な機会になります。関心のある方はぜひご来場を。

2025年4月26日(土)~5月23日(金) ウカマウ集団60年の全軌跡 新宿K's cinema

くわしい作品紹介・上映日程表(全4頁)はこちらから

 

【ウカマウ映画の五原則】 (ホルヘ・サンヒネス監督)

第一: アンデス世界に固有の円環的な時間概念に基づいた語りの仕組みとしての「長回し」を活用すること

第二: 社会的な調和を重んじるアンデス的な概念に照応させて、個人的な主人公ではなく集団的な主人公を重視すること

第三: 西洋映画に典型的な方法である、観客を脅しつけ驚愕させてしまう「スペクタクル」を排し、内省的なふり返りを促す方法を生み出すこと

第四: 「クローズアップ」の使用をできる限り避けること

第五: 他ならぬ歴史的な現実を生き抜いた人びと自身が演技者となるような場で協働すること

2025年4月2日水曜日

土地と抽象


 「戦争のクロノロジー」を特集とする新年度『ピエリア』に下記エッセイを寄稿しました。

真島一郎 「土地と抽象」『ピエリア 2025年春号』pp.32-33, 2025年4月1日発行。 



2025年3月24日月曜日

『クァドランテ』第27号

 

 

東京外国語大学 海外事情研究所発行の『クァドランテ』最新第27号が、本年も年度末3月31日に発行の運びとなり、急ぎ編集後記を作成しました。既刊の多くの掲載論文を、下記よりオープンアクセスにて読むことができます。https://www.tufs.ac.jp/common/fs/ifa/publication.html

海外事情研究所は、昨年2024年で創設70周年を迎えました。本誌編集をはじめ、研究所の活動をいっそう進展させていければと考えております。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

2025年3月20日木曜日

第21会水俣病記念講演会


 熊本大学の慶田勝彦さんが主宰する共同研究の枠組で、来月はこちらに参加させていただく予定です。

2025年3月11日火曜日

ファノン・パネル


 月末26日に、世界文学CLN主催の下記パネルへ参加させていただくことになりました。今日もなお向きあわねばならない問いの数々をあらためて学ぶ機会になればと考えています。

パネル「戦争と植民地主義の時代の人文知 フランツ・ファノン生誕100年を機に」

2025年3月26日(水)14:45~18:00

東大本郷キャンパス法文2号館1番大教室(オンライン併用 入場無料 予約不要)

暴力の解体 中村隆之

拷問と裁判をめぐる民衆の闘争 石田智恵

「植民地戦争性精神病」に触れる 佐喜真彩

カミュとファノン アルジェリアのフランス人 西成彦

討論者 真島一郎

司会 中村隆之

2025年2月28日金曜日

国境廃絶論

外大同僚の梁英聖さんが、たいへん重要な一書を共訳にて公刊されました。

グレイシ・メイ・ブラッドリー&ルーク・デ・ノローニャ著『国境廃絶論ー入管化する社会と希望の方法』[梁英聖・柏崎正憲訳]岩波書店、2025年1月21日発行。 

「[…]本書が批判するシティズンシップ闘争が欧米諸国の市民社会で勝ち取った反レイシズム規範も、それが国家に制定させた公的な反レイシズム法制や政策も、日本にはそれらさえ存在しないということ[…]二重国籍容認も非市民の地方参政権容認も差別禁止法・多文化主義政策もない日本社会で、欧米的な反レイシズムの限界を国境廃絶によって批判しようとする本書の議論を、どのようにして役立てたらよいのか[…]問題は規範よりも廃絶の次元である。二〇世紀に反レイシズム闘争が規範の一定の成立や国家の法律・政策の制定を実現する一方で、国境、監獄、警察のようなレイシズムのシステム廃絶には至らなかったという積み残した人類の課題を、本書の国境廃絶論は根本からやり直すよう迫っている。そのような廃絶闘争の過程のなかで、反レイシズム規範も、レイシズムという概念も、刷新と再生を余儀なくされることだろう[…]二〇世紀的な国民国家や欧米的な反レイシズム規範に頼るのではなく、一九世紀的な廃絶民主主義に学び、私たちはシステム廃絶の反レイシズムを新たに創出しなければならないのであろう。日本という多くの困難を抱えた地において、本書はこの普遍的課題に取り組むための大きな手がかりとなるはずだ」(本書「日本の読者のための解題」より)

2025年2月14日金曜日

現実化しえないもの


上村忠男氏による最新の訳書が刊行されました。

ジョルジョ・アガンベン『現実化しえないもの ー 存在論の政治に向けて』[上村忠男訳]みすず書房、2025年2月17日発行

[…]哲学は完全に現実的なもので、そのかぎりで現実化できない可能性である[…]可能的なものと現実的なもの、本質と現実存在を区別すること[…]アリストテレスに始まる「可能態(デュナミス)から現実態(エネルゲイア)へ」という存在論の長い系譜学、および哲学と政治における分節化の過程[…]西洋文明のパワーの源は、この「存在論的マシーン」の中に在った。だが不断の現実化は、現実の根底的な否定でもある[…](本書裏表紙紹介文より)

2025年2月1日土曜日

すれ違う こすれ合う

 

猪瀬浩平さんの生と思考をとりあげた番組が、Eテレ『こころの時代』で次週放映予定です。       昨夏の外房合宿でゼミ生のみなさんと考えた見沼田んぼ福祉農園のいまをあらためて見つめようと思います。猪瀬さん、大恩寺のさやねえを通じたご一報ありがとうございました。

NHK Eテレ『こころの時代~宗教・人生~』 

2025年2月9日(日)午前5時~6時

 「すれ違う こすれ合う」

 「わからない他者」とどう生きるか?文化人類学者の猪瀬浩平さんが、埼玉県の農園で知的障害のある兄や多様な背景をもつ人々と「こすれ合い」気づいた希望。


 文化人類学者の猪瀬浩平さんにとって知的障害がある兄・良太さんは、自分の価値観を揺さぶり、見つめ直させ視野を広げてくれる存在だ。兄と共に20年以上通い続けるのがさいたま市緑区の「見沼田んぼ福祉農園」。猪瀬さんはここで、自分と兄だけではない多様な背景をもつ人々が交わり生み出すものの可能性を感じてきた。人と人が、すれ違うだけではなく、時に心をざわつかせるような摩擦を生みながらも触れ合うことの大切さとは。

 https://www.nhk.jp/p/ts/X83KJR6973/episode/te/RMVZZ51XQG/

2025年1月17日金曜日

卒論発表会2024


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年度の卒論発表会を以下のとおり開催します。

日時 2025年1月30日(火)10:00~17:30

会場 326教室  事前申込不要・出入自由

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卒業論文集2024』所収の論文は下記10篇です。大学での学修の集大成にふさわしい力作ぞろいです。みなさんおめでとうございます。

 

周縁から周縁へ-ジンバブウェ女子受刑者のライフストーリー分析

変質する理想郷-クリスチャニアの軌跡

日本の勝利至上主義の再利用可能性-ドイツのスポーツ実践から考える

「非公式」マイノリティへの眼差し-トルコ1982年の宗教科目必修化とアレヴィー

学びを阻むもの-アフガニスタンにおけるALCsを事例として

ミュージカル演劇と社会の相互影響可能性-『ウエスト・サイド・ストーリー』とその背景からみる

雑誌文化における「男らしさ」と「女らしさ」の変遷-消費文化を通じた性別役割の再生産

排斥の記憶と交差性-米国移民法と中国人女性移民

砂漠に描かれる民族の輪郭-トゥアレグ人の周縁化と民族概念の再検討

歴史への真摯さ-関東大震災にともなう朝鮮人虐殺への責任

ゼミ論発表会2024

今年度のゼミ論発表会を以下のとおり開催します。

日時 2025年1月28日(火)10:00~17:30  会場 326教室  事前申込不要・出入自由

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『ゼミ論文集2024』所収の論文は今年度18篇! みなさんの努力に敬意と感謝を。

 

 国民国家を思惟する-タゴールの思想研究

 深淵で縋るもの-ベトナム戦争と対峙した日本人の姿から 

 出稼ぎ先として選ばれ続けるために-技能実習生の日本語学習ニーズと日本語学習環境

 土地と表象-ニュージーランド先住民マオリを事例に

 痛みを共有することによる連帯-セウォル号沈没事件の遺族に対する中傷/共感の事例から

 閉ざされたクローゼットの中で-ウガンダ反同性愛法の事例から

 奇想、芳年より落つ-月岡芳年の血みどろ絵と幻想・奇想の受容

 タイムリミットはすぐそこに-日本における管理職就業率のジェンダーギャップ

 別の人生を生きる-子どもの心を育むドイツ児童文学

 アナキスト総同盟組織綱領-亡命ロシアアナキストの組織論

 病気だけど病気じゃない-慢性腎臓疾患によるアイデンティティの揺れとその受容

 沈黙の雄弁性-詩の余白は「語り得ぬもの」を語り得るか

「存在」という抗議をめぐって-東京レインボープライドにおけるセクシュアルマイノリティの可視化

 母/女(わたし)のはざまで-「中絶の権利」が覆い隠すもの

「プンジャジャハン・ジパン」の時-インドネシアの歴史教科書から見る日本近代史

 お前たちは、声なき義務として私を取り巻く-ホロコースト生存者ヴィクトール・フランクル

「華人」を捨てるべきか-国民統合期インドネシアにおける華人の同化論争と国籍選択

 ストリートからストリートのために-ケンドリック・ラマーのメッセージ