2024年4月18日木曜日

ガザ=ストロフ パレスチナの吟(うた)



 

 

5月10日、外大TUFSCinemaのパレスチナ・ドキュメンタリー映画上映会で「ガザ=ストロフ」が上映されます。入場無料・事前登録制(先着500人)で18時上映開始。本作上映後にはケリディン・マブルーク監督のトークも予定されています。

「2023年10月中旬、イスラエルによるガザ地区への軍事攻撃が始まってから10日後、共同監督の一人である友人のケリディン・マブルークからショートメッセージが届いた。「撮影から10年以上経ってもこの映画が今日的意義を持つとは思わなかった」と。また彼は、パレスチナの人々は常に西洋の視点から描かれ死亡者数という数に還元されてきたが、一人一人の顔を描き世界に伝えることが第一の目的だったと振り返る。本作はガザの地で生きる人々の姿を丁寧に描きながら、同時にパレスチナ問題の背景にある西洋諸国による二重基準、構造的暴力について浮かび上がらせる。ガザでは終わりの見えない悲惨な戦禍が続いているが(2024年3月現在)、作品が持つ「一人一人の声を伝える」力、世界の非対称性についての問題提起は今だからこそ多くの気づき、考えるきっかけを与えてくれる。(上映会フライヤー:「本作について」(二口愛莉:日仏通訳者・写真作家)より)

二口さん、シロウト教員による昨年末映画上映のバトンを、TUFSCinemaの見事な企画へと繋げてくださってありがとうございます!