春先にこのブログでお伝えした新刊エッセイ集『萌える人類学者』(馬場淳 他編、東京外国語大学出版会)の書評が、このほど『図書新聞』に掲載されました。
皆川勤「「萌え」と人類学者はどう結びつくのか」『図書新聞』2021年7月10日号.
本書に私の寄せた拙いテクストへ新たな感応の命を灯してくださった評者の皆川勤さんに、心より感謝申しあげます。
春先にこのブログでお伝えした新刊エッセイ集『萌える人類学者』(馬場淳 他編、東京外国語大学出版会)の書評が、このほど『図書新聞』に掲載されました。
皆川勤「「萌え」と人類学者はどう結びつくのか」『図書新聞』2021年7月10日号.
本書に私の寄せた拙いテクストへ新たな感応の命を灯してくださった評者の皆川勤さんに、心より感謝申しあげます。
黒沢祐人 2021「群蝶化するゴゼイ/ゴゼイ化する群蝶-目取真俊「群蝶の木」における〈群生〉する身体と変形」『社会文学』53:160-173.
「[…]身体部位の接触を矢継ぎ早につなぎ合わせることで、あくまでも人称的な帰属を不明確なままにしながらゴゼイの身体感覚を探る語り[…]ゴゼイの預かり知らぬところで、その〈声〉は義明の生に浸透し[…]「群蝶の木」では、このような、いわば出会いのない出会いとでもいうべき特異な交流が、物語の展開において重要な鍵になっていた[…]同じ場にいながらも決して重なりあうことのない内面世界を生きるもの同士の実践が輻輳化する事態を語る物語[…]ゴゼイの自己実践と義明の行動は、相互理解可能な同一の地平に生じるものではない。だが、明らかに互いの生に浸透している。「出会いのない出会い」とは、このように互いの実践が、あくまでも別々の実践として、しかし時にはその実践を可能とする前提を与え合うというような、共通の目的をもたない偶然の協働を可能にする交錯の謂であった」(pp.164-168)
馬場淳・平田晶子・森昭子・小西公大 編 『萌える人類学者』 東京外国語大学出版会、2021年3月18日発行。
「バンクーバー島の先住民サーニッチ、タール砂漠の楽士団、ケニア中央高地イゲンベの名前、コートディヴォワールの歌姫の声音、海面上昇の危機に直面する南太平洋ツバル、西オーストラリアの日本食、インドネシアの機織り、パプアニューギニア・ファス族の夢……。フィールドで心を奪われた人類学者たちが、 対象への強烈な愛着や情熱に導かれ、「萌えの光景」をつむぎだす」(表紙袖の案内文より)
私も短いエッセイを寄稿させていただきました。
真島一郎 「Never Let Me Go - フィールドノートの余白から」 pp.332-345。
Kurita-san, never let me go please.