2018年5月17日木曜日

対談 TUFSCinemaで世界へ!


本学・東京外国語大学が2015年以来、内外の好評に支えられつつ手がけてきた無料一般公開の映画上映事業
TUFS Cinemaをめぐって、社会言語学・ウルドゥー語をご専門にされている萬宮健策先生と、このほど対談をする機会をいただきました。

真島一郎 × 萬宮健策
     「TUFS Cinema 2018 対談企画: TUFS Cinemaで世界の文化・社会の理解を深める」

ダイジェスト版(&印刷用PDF UpLoad) https://tufstoday.com/articles/180517-2/
対談全編  https://tufscinema.jp/interview180509/

TUFS Cinema ウェブサイト  https://tufscinema.jp/
     (今秋も小田マサノリさんとアフリカ映画特集を企画中! 10月12日の部分にご注目)


2018年4月25日水曜日

関根康正 編 『ストリート人類学』

関根康正さんを編者とする大部の論文集が、このほど刊行されました。全762ページ。

関根康正 編 『ストリート人類学 -方法と理論の
      実践的展開』 風響社、2018年2月20日発行。

「[…]死に隣接した極限的状況の中での人間の創発力が、ぎりぎりのストリート・エッジで発現している[…]端的に言うと、ネオリベが主導するような他者を排除した自己中心のメジャーな見方すなわち「ネオリベ的ストリート化」での往路の想像力では見えない、新たなもう一つ別の次元の想像力が確かにある。それは、他者の受容によって起こる自己変容という動的過程においてまさに創発する復路の想像力である。[…]ある文脈で今の自己がその自己限界状況の中で到来する他者に包み込まれるときに、創発が起こる。この「自己が他者化」するという動的過程を、私としては「根源的ストリート化」と呼んで概念化しておきたい。なぜ根源的と形容するのか。それは、現代のネオリベ思潮という歴史拘束的な次元を超えている、より長波の人間の生の在り方を指し示していると思われるからである。[…]人類学は人間が人間として生きるとは何かを問う、もう少し長波の課題を持っている。この時代に巡り会い、ストリート・エッジを彷徨する極限的な人々の生において、自らの生そして人間の生を豊かにする根源的問いに出会っているのだと思っている。[…]」
                                       (本書序章 「ストリート人類学という挑戦」より)

2018年4月19日木曜日

今年のアマリリス

バオバブ-!




















今年のアマリリスは、はやくも一番鉢が、こんなに端正な花をつけてくれました。

バオバブ(セネガル産)は、今年初めて、葉をつけたまま冬越えしてくれました。
とはいえ、西アフリカでは大乾季の訪れとともにどの大樹も丸坊主になるのがふつうだし、日本では葉にかなり虫がつくのでまだどこかに虫が眠ってるかもしれない。これから夏へとむかうまえに、いちど葉を取り去っておくべきか、思案中。ムムム

中上の紀州サーガでは、中堅どころの登場人物とみなしてもよいほど個々の作品をまたいで描かれる、あの架空の花、夏ふよう(または夏芙蓉)。 妖しげな香気を路地の傍らで放つその白い花を、どうにかして自分の身近に置いてみたい。実在しない路地の幻影を、ならば現実のいずれの花に託せばよいものか…
昨年のちょうどいまごろ、そう思い悩んで自分なりに出した答えは、夏ふようを、シンプルに芙蓉と(たとえば酔芙蓉などと)重ねて想像するのには、やはり無理があるのではないか、むしろ、物語のあれこれの情景からわたしの想像がすこしずつ育んできた「夏ふよう」とは、八重咲きのクチナシに近いのではないかというものでした。そこまで思いをめぐらせながらも日々の忙しさにかまけて果たせなかったささやかな夢に、今夏はいよいよ近づいてみようとおもっています。

2018年4月15日日曜日

梅屋潔 『福音を説くウィッチ』

文化人類学者の梅屋潔さんが、このほど700頁を優に超えるモノグラフの大作を発表されました。

梅屋潔 『福音を説くウィッチ
     -ウガンダ・パドラにおける「災因論」の民族誌』
                風響社、2018年2月20日発行。

20年間におよぶ研究の集大成にあたる渾身の一書。
梅屋さんがフィールドで長らく寄り添ってこられた、或る論理の根(ね)にひそむ強度が、行論の端々から直感されるような作品です。災因論にかかわる新たな必読文献の登場。

2018年4月12日木曜日

柳沢史明 『〈ニグロ芸術〉の思想文化史』

美学芸術学、近現代芸術史の研究者、柳沢史明さんが、〈ニグロ芸術〉に関する研究書を刊行されました。

柳沢史明  『〈ニグロ芸術〉の思想文化史
         - フランス美術界からネグリチュードへ』               水声社、2018年3月30日発行。

「本書が試みているのは、「ニグロ芸術」という呼称と概念が形成され、変容することになる思想的背景と具体的な思想、そして変容の歴史に関する分析である。[…] この用語が帯びてきた歴史的イデオロギーと文化政治的位置を分析し再検討することで、歴史に埋もれた一つの文化事象に光を当てつつ、その反射した光を通じ反省的に二〇世紀の芸術文化と文化政治的な潮流とを解釈し直す試みとなることを目指している。」                                 (本書 「序章」より)

柳沢さん、
ご研究の成果から大いに学ばせていただきます。
ありがとうございました。

2018年4月9日月曜日

ピエリア2018 エッセイほか

東京外国語大学出版会の広報誌『ピエリア』最新号
(2018年春号)が、発行されました。

今年は、 「ことば~感情~からだ」というテーマで、特集が組まれています。

わたしは、以下の小文を寄せました。

真島一郎 「一日物云はず蝶の影さす」 (テクストリンク)

また、例年どおり、出版会編集長としての短文も、
あわせて巻末に記しました。

真島一郎 「設立十周年にむけて」

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小文といえば、 以下の新刊書にも、コラムを書きました。

真島一郎 「コラム 山口昌男(1931-2013)」
    岸上伸啓 編 『はじめて学ぶ文化人類学- 人物・古典・
    名著からの誘い』ミネルヴァ書房、pp. 132-133、
    2018年4月30日発行。

2018年4月8日日曜日

春学期 2018

à la Guinée-Bissau  (juillet 2010, i. majima)
先週からはじまった新年度春学期で、わたしは
下記の講義・演習を担当する予定です。


月4 院修士演習
   Annual Review of Anthropology 過去5年分    の主要掲載稿読解
月5 院博士演習 バタイユ読解Ⅲ
  「ヒロシマの人々の物語」「実存主義から経済    の優位性へ」 から、『至高性』(=『呪われ     た部分:普遍経済論の試み』第3巻)へと
    精読を進める。

火3 学部講義 (選択科目)
                                            現代世界における主体の問題系
                                      火4 学部3年ゼミ
                                       火5 卒論ゼミ

水2 修論ゼミ
水3 リレー講義   「世界と出版文化」(初回講義&運営担当)
水6 リレー講義   「原初的叛乱者たちの系譜2018」(4月11日から連続4週を担当)