2017年5月18日木曜日

ガーナから

ガーナ大学に在籍しながら、アシャンティの看板絵師に弟子入りして長期フィールドワークをつづけている
森昭子(もり・しょうこ)さんから、こんなにチャーミングな写真を添えた近況報告のお便りをいただきました。

「息子が体調崩したりPCぶっ壊れたりいろいろありましたが元気にやっております。オールマイティのところで三ヶ月間弟子になりました。写真は最後の作品です」

息子さんのあらたくん、こんなに大きくなったんですね。本人にまっすぐ見つめられてるような、いのちの躍動がそのまま息づいている一品。師匠のお名前、絵師だけでなく教育者としても伊達じゃなかったね。市場によく置いてあるようなベンチが写っているのも、アトリエと木の匂いがここまでしてきそうです。

濃密な時の流れをそのまま注ぎこんだような
骨太のモノグラフをぜひ完成させてください。

森さんに最初にお会いしたのは、AA研最後の一年で開講した大学院の演習授業でしたね。あのときいっしょに勉強した高橋さん、立林さんの活躍も、陰ながらお祈りしています。

2017年5月8日月曜日

Amaryllis, ses pétales en lueur


蝶の影さしたのち

2017年5月5日金曜日

2017年5月4日木曜日

蝶の影さす




今年もけなげに冬越えをしてくれた
ガジュマル(上:もう20年ちかく同居)と、
バオバブ(中右:ダカール産)の枝払いを。

バオバブの枝の生命力については、
セネガルで存分に目のあたりにしていたから
伐った枝(中左)を試しに水に差しておいたら、
芽が出る…ね…。

アマリリスにも、夢みるような蕾が(下左)。

年度末のホムパで、
ゼミ生の「オケちゃん」が転倒してダメージを
喰らわせたクワズイモの赤子(下右)も、
無事、一命をとりとめた。


一日物云はず蝶の影さす






2017年4月15日土曜日

ヘイドン・ホワイト 『歴史の喩法』

ヘイドン・ホワイトの新たな日本語訳が刊行されます。

ヘイドン・ホワイト 『歴史の喩法-ホワイト主要論文集成』 上村忠男編訳、作品社、2017年4月20日発行。

訳者の上村忠男さんが、ホワイトの全体像を示すため、独自に編纂された主要論文集ということで、ひとまず巻末の「編訳者による解題」と上村氏の論文「ヘイドン・ホワイトと歴史の喩法」を一読しました。

トロポロジカル(喩法論的)な光学のもとでホワイトが思考してきた「表象の歴史学」にとり、1990年のUCLAで開かれた会議「〈最終解決〉と表象の限界」がひときわ重大な事件として出来した点、また、この会議を開催するそもそものきっかけとなったのが、前年の89年に「歴史、事件、言述」をめぐってホワイトとギンズブルグのあいだで交わされた論争であった点など、問いを基礎づける論議の経緯が、ここでまず紹介されます。

当時の上村氏もこれをうけ、編訳論集『アウシュヴィッツと表象の限界』(未來社)を94年に刊行し、翌95年の『ショアー』日本上映にさいしては、多木浩二氏との対談「歴史と証言」を行っています。同じ年に多木氏が示した「方法としての退行」という発想の射程を、上村氏が独自に広げながら省察を深めていく箇所に、わたしは強い印象をおぼえました。
 表象の可能性と不可能性のとば口で文字どおり表象の限界を画すほかない事件が、西アフリカの近現代にもいたるところで暗闇のまま埋もれつづけていることはいうまでもありません。おととし琉大で開催された日本平和学会の分科会で、阿部小涼さんがクルギとの関連で言及されていた「見えないアーカイヴ」の修辞も、あらためていま、想起されてきます。

2017年4月12日水曜日

『スポートロジイ』第4号

稲垣正浩先生が主幹として編集されてきた
21世紀スポーツ文化研究所の
『スポートロジイ』最新号が、このたび発刊されます。

『スポートロジイ』第4号、2017年4月15日発行。

本号には、昨年2月6日に急逝された稲垣先生を追悼するという格別の志が込められています。

「稲垣先生が私たちに残された「有為の奥山の向こうを見据えた思想」には、人間の「死」を見据えた広大で深遠なスポーツへのまなざしが含まれます。そうした境地にあってこそ、人は「と共に在る」といえると思います[…] それを見据えて研究することはなかなか大変なことで、大きな宿題をもらったとも思うのですが、それを見据えることを忘れずにいさえすれば、私たちが稲垣先生「と共に在る」ことができるのではと夢想しています」
  (井上邦子「「有為の奥山の向こう」を見据えた思想」
                        [本号所収]より)

稲垣先生を中心とした下記シンポジウム、講演会の記録も掲載していただけたため、当日の自分のおぼつかない発言内容をできるだけまともな形に整えることができました。稲垣先生と、時を場をご一緒できたその記録をこのように残していただけることを、光栄に感じております。

特集Ⅱ 〈破局〉に向き合う、いま、スポーツについて考える
        稲垣正浩・中山智香子・橋本一径・真島一郎・小野純一・嘉戸一将・西谷修

特集Ⅲ 演出、あるいは人間的生存の基底- ピエール・ルジャンドルのダンス論から
        司会: 稲垣正浩 講演・応答: 森元庸介
        コメンテーター: 西谷修・小野純一・加藤範子・真島一郎

2017年4月8日土曜日

原初的叛乱者たちの系譜2017

collection privée
今年度の春学期も
今福龍太さんたちと交代で運営していく
リレー講義を、
例年どおりの時間帯と教室で開きます。

「原初的叛乱者たちの系譜 2017」

水曜日6限
109教室

わたしは次週12日から5月3日まで、 下の内容で今年も全力投球です。

どれだけ突飛にみえようが、
サモリ・トゥーレも
トマ・サンカラも、
そしてもちろんクルギも、すべて思考と想像の射程に入れた叛乱論です。