2018年12月23日日曜日

TUFS Cinema プライス・オブ・フリー

アフリカ映画特集第4弾につづけて、年明け早々にTUFSCinemaのさらなる上映会を企画しました。

TUFSCinema
『プライス・オブ・フリー』

日時:
2019年1月8日(火)
 18:30上映 (18:00開場)

場所:
東京外国語大学
アゴラ・グローバル
プロメテウス・ホール

上映作品:
プライス・オブ・フリー
(2018年、アメリカ、1h32m)

上映後のフリートーク
萬宮健策(本学教員)×
小田マサノリ(現代美術家、本学非常勤講師)×
真島一郎(本学教員)

入場無料
申込不要(先着501名)

主催: 東京外国語大学
協力: FINDAS(東京外国語大学拠点南アジア研究センター)
特定非営利法人ACE
                                                     東京外国語大学学生有志
                                                    上智大学学生有志
詳しくは、https://tufscinema.jp/190108-2/
  
「児童労働がなくならないのは、貧困が理由ではない。
 政治的意志が足りないから、児童労働がなくならないんだ」

2018年12月21日金曜日

TUFS Cinema アフリカ映画特集 第4回

TUFS Cinemaのアフリカ映画特集第4回 『女を修理する男』上映会は、昨日予定どおり、満員盛況のうちに終了しました。

本編上映後には、他大学の講義を終えて駆けつけた小田マサノリさんが、サプライズゲストとして、印象的な補足情報「手の中の闇」を披露してくれました。

また、会の終了後には、国連UNHCR協会の担当の方ともお話しすることができました。UNHCRとは、今後も意義ある活動をご一緒できればと願っています。

当日の会の模様については、以下に写真付きの記事が掲載されました。
http://www.tufs.ac.jp/NEWS/trend/181221_2.html

2018年12月13日木曜日

ヴィーコ 『新しい学の諸原理 [一七二五年版]』

ヴィーコ生誕350周年にあたる今年、『新しい学』1744年版の訳者・上村忠男さんが、ヴィーコ研究の厚みをいっそう増すかたちで、このほど1725年版を完訳されました。

ヴィーコ  『新しい学の諸原理 [一七二五年版]』
   上村忠男訳、京都大学学術出版会、
                    2018年12月20日発行。

「クローチェが再評価し、さまざまな思想家に影響をあたえた『新しい学の諸原理』は、汲めども尽きぬ発想の源泉であり、詩的記号論など示唆的な多くの議論を含んでいる」                             (本書 帯より)

「[…]『新しい学の諸原理』一七二五年版と一七三〇年版および一七四四年版とのあいだには、全体の構成にかんしても大きな相違が認められる。[…]ヴィーコは、『新しい学の諸原理』一七二五年版では、その直前に計画して執筆したもののお蔵入りになってしまった『新しい学・否定的形態版』の痕跡をなおも多分にとどめていることを認めたうえで、そのような否定的な、つまりは論敵にたいする駁論的な論の進め方を否定的にとらえている。しかし、一七二五年版がそうした痕跡をとどめていることは『新しい学の諸原理』がどのような学者たちのどのような学説を論敵にして書かれたのかをうかがうのにはむしろありがたいことではないだろうか。一七三〇年版以降では極力払拭の努力がなされているだけになおさらである。[…]一七二五年に世に問われた『新しい学の諸原理』は、これをヴィーコが規定しているように第二・第三版によって代替可能な「最初の新しい学」と位置づけるよりも、それ自体独自の光彩を放つ一個の独立した著作とみるほうが妥当ではないかと思う。」                    (巻末 「解説」より)