パネル・ディスカッション 「〈破局〉に向き合う、いま、スポーツについて考える」
日時: 2016年1月23日(土) 14:30 - 18:00
場所: 奈良教育大学教職研修センター
司会・進行: 稲垣正浩
パネリスト: 西谷修、真島一郎、中山智香子、橋本一径、小野純一 (敬称略)
翌24日には、明日香村での共同フィールドワークが予定されています。
乙巳の乱とは、当時の政治システムにおいていかなる事件だったかを省察するのが目的です。
その日の晩には、座談会も予定されています。
中学生のころの私の夢は、「美術品」としての仏教彫刻を鑑定・評価する仕事に携わることでした。
なにもわからないまま、ただ尊敬の念だけで、西村公朝の著作に目を通したりしていました。
あまりにのめりこんで、学校の成績もみごとに落ちました。
憧れていたのは慶派仏師の作品でしたが、飛鳥にも行きました。
入江泰吉の写真に、「二上山暮色」と題された作品があります。
神の山の稜線を逆光気味に薄く照らしだすその黄昏の微光に、
言いしれぬ神の威圧を感じながら、時の経つのも忘れて陶然と(痙攣)している14歳でした。
だから仏像の背後に私が感じていたのも、ホトケではなかったのかもしれません。
仏像が「美術品」でもないことを思い知らされる、ちょうど一年ぐらい前のことです。
現世(うつそみ)の人にある我や明日よりは二上山(ふたかみやま)を弟背(いろせ)と我が見む
大伯皇女
稀有な機会にめぐまれ、初日の主題「破局」とともに、省察を再開しようとおもいます。
rayons crepuscules a Daara (Senegal) 2011, I. Majima |