2017年9月12日火曜日

第7回 世界文学・語圏横断ネットワーク研究集会


uma janela ( à la Guinée-Bissau, juillet 2010, i. majima)

今月24-25日、同志社大学にて
第7回 世界文学・語圏横断ネットワーク研究集会が開催されます。

プログラムは下記のとおりです。
胸躍る発表の連続。わたしは、
とくに初日の第2パネル
「文学と人類学のボーダー」で
勉強しようと思っています。

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 第7回 世界文学・語圏横断ネットワーク研究集会 プログラム

2017年9月24日(日)・25日(月)
於  同志社大学今出川キャンパス 良心館305教室

9月24日
10:30〜12:00 第1パネル【個別発表】
司会:中川成美(立命館大学)
①目野由希(国士舘大学)
1954年ロンドンにおける亡命ペン作家作品集刊行に至るまでの国際ペンクラブ・ロンドン本部と欧州史
②志賀俊介(首都大学東京)
インド系アメリカ人の自発的亡命――ジュンパ・ラヒリにみる英語からの脱却と作家としての権威の所在

13:00〜15:00 第2パネル【文学と人類学のボーダー】
司会:西成彦(立命館大学)、真島一郎(東京外国語大学)
③古矢晋一(東京農工大学)
エリアス・カネッティの「接触」理論
④国重 裕(龍谷大学)
マルグリット・デュラスの「声」――『ラホールの副総領事』を中心に
⑤ソン・へジョン(東京大学大学院)
(「音」で飛び立つ文学、その)「声」のフィールドワーク

15:15〜17:15 第3パネル【東欧文学から世界文学へ】
司会:阿部賢一(東京大学)、コメンテーター:田中壮泰(立命館大学)
⑥須藤輝彦(東京大学)
クンデラと世界文学――視差効果としての亡命
⑦島田淳子(大阪大学)
『ボヘミアは海辺にある』――リブシェ・モニーコヴァーの拡大する中欧像をめぐって
⑧簗瀬さやか(大阪大学)
ハンガリー文学におけるトランシルヴァニア出身のハンガリー人作家の活躍
17:30〜 懇親会

9月25日
10:00〜12:00 第4パネル【文学首都とその分身】
司会:柳原孝敦(東京大学)、コメンテーター:澤田 直(立教大学)
⑨渡辺惟央(東京大学大学院)
フランス第二の文学首都アルジェ:パリとの文芸交流と『アルジェリア仏語文学』の形成
⑩福島 亮(東京大学大学院)
イヴァン・ゴルとエメ・セゼール――1943年のニューヨークにおけるフランス語による出版と戦時文学場
⑪長塚織人(東京大学大学院)
非領域的言語の小さな王子――ユダヤスペイン語版『星の王子さま』からみる、さほど惑星的でない言語ポリティクス

12:15〜13:15 発起人・運営会議(発起人のみ)

13:30〜15:30 第5パネル【脱=植民地化の文学――敗戦/解放後の日本とコリアを事例として】
司会・コメンテーター:西成彦
⑫廣瀬陽一(大阪府立大学大学院)
金達寿の新聞記者体験――その文学的形象化をめぐって
⑬原 佑介(立命館大学)
旧「皇国臣民」たちは戦後/解放後どのように出会うか――李恢成『証人のいない光景』を中心に
⑭姜信和(名古屋大学)
尹東柱と植民地の日常――詩世界と解放(分断)後の評価との差異をめぐって