2014年6月25日水曜日

人はみなフィールドワーカーである


AA研(アジア・アフリカ言語文化研究所)が、
今年で創立50周年を迎えました。

その記念事業の一環として
本日刊行されたこの論集は、
歴史学・言語学・人類学を専攻する現役所員
17人が、「自らの生と重ねあわせ」ながら
自分にとってのフィールドをわかりやすく
説き明かした、フィールドワーク入門書です。
構成は下記のとおりです。

ふるって御愛読のほどを!



西井凉子 編
『人はみなフィールドワーカーである
 -人文学のフィールドワークのすすめ』
 
第1部 フィールドに入る
「私はこうしてフィールドワーカーになった」   西井凉子
「負ける体験としてのフィールドワーク」     中山俊秀
フィールドの風〈1〉「物語を追いかける旅」   星泉
「偶然を飼いならす」                錦田愛子
フィールドの風〈2〉「いのちのフィールドワーク」 真島一郎
「関係を調べることの迷宮」            深澤秀夫


第2部 フィールドワークを支えるもの
「旅するフィールドワーク」             床呂郁哉
フィールドの風〈3〉「偽バナナの誘惑」      石川博樹
「文字からことばへ」                町田和彦
フィールドの風〈4〉 「天女の末裔から聞いた物語に頼って文法を書く」

                             塩原朝子
「ウシを数えてひとを知る」             河合香吏

 
第3部 過去をフィールドワークする
「ペルシア語文書の世界」             近藤信彰
フィールドの風〈5〉「丁稚奉公の勧め」     クリスチャン・ダニエルス
「セネガルにおけるアラビア語資料調査」    苅谷康太
「死言語のフィールドワーク」           荒川慎太郎
フィールドの風〈6〉 「インドで多様な歴史認識に触れる」

                            太田信宏
「「体験」の語りを伝えていくこと」         三尾裕子