2015年11月29日日曜日

喜納昌吉&クルギ 「花- すべての人の心に花を」_______________________ (WOLOF RAP VERSION)

それはあっという間の出来事でした。仙台空港から直行便で27日の午後に那覇入りした私たちは、夕食後に喜納昌吉さんのライブハウス、『チャクラ』を訪れました。金曜の晩はほとんどショーを行わないという喜納さんが、この日にかぎっていらっしゃっていて、しかも私たちが『チャクラ』に着いたのは、最終のショーが終わる直前でした。最後の曲『ハイサイおじさん』が演奏されると、キリフがいきなりステージの目の前で長い両手を挙げてガーッとダンスをはじめ、これを面白いと思った喜納さんが、私たちの企画をステージ上で紹介してくださいました。
ショーが終わったあとで歓談していたとき、「近いうちにもし一緒に仕事をする機会があれば…」と、チャットとキリフが一言いうと、「ああ、そこにスタジオあるから、すぐやれるよ。やってみるか。やってみるといいねえ」と喜納さん。それからは、喜納さん率いるチャンプルーズのみなさんが驚くほどのスピードで、日本平和学会のシンポジウムをまたいだ29日の夜明け前までに、『花-すべての心に花を』のウォロフ・ラップ・ヴァージョンの収録が完成!
チャットとキリフは、一晩徹夜でつくりあげたウォロフ語のラップの歌詞に、この国、日本の現状にたいするさまざまな想いを叩きつけました。クルギの技術担当にあたるDJゼーは、制作現場の模様を Keurgui Crew Officiel 名義で、早々とyoutubeにあげています。ぜひご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=3USI4hWDYzI

おそらく一、二ヵ月後には、完全版のビデオクリップがyoutubeに公式発表されて、世界を驚かせることになると思います。 クルギを核としたセネガルの社会運動体ヤナマールが今年度のPrince Claus Award 受賞団体になったことを、仙台の企画中にチャットからききました。
http://www.princeclausfund.org/en/news/copy-of-announcing-the-2015-prince-claus-laureates-2.html
クルギはいま日本滞在中なので、授賞式には他のメンバーが出席することでしょう。