2018年11月20日火曜日

国際シンポジウム 「1968年再考」


来月12月15日・16日の
2日連続で、
国際シンポジウム
「1968年再考」
が都内で開催されます。

わたしは2日めの16日に発言をさせていただく予定です。ご関心のある方は、
ぜひご来場ください。

-----------
国際シンポジウム「1968年再考:グローバル関係学からのアプローチ」

日時:2018.12.15~16
場所:東大本郷キャンパス

シンポ概要:
「世界が揺れた年」とも評される1968年。この時、欧米、そして日本では学生運動の嵐が吹き荒れ、中国では文化大革命が進行中だった。1960年代後半は、テレビが急速に普及し、通信衛星による世界同時中継が可能になった時期でもある。パリの学生が「我々はテレビを通じて世界とつながっている」と言い放ったのは象徴的である。1968年は、世界各地が瞬時にして繋がり、相互に連関し合う新しい時代の起点として認識され、そして記憶された。
 だが、実際のところ世界はどのように繋がったのだろうか。このシンポジウムでは、世界各地の連関性に着目するグローバル関係学の視点から、1968年の意義について検討する。また、アフリカやラテンアメリカなど、これまでの1968年論ではあまり議論されてこなかった地域にも焦点を当て、世界各地が結びつく、あるいは結びつかないメカニズムについて考えてみたい。

プログラム:
12月15日(土) 14:00-17:00(主言語は日本語)
会場:東大本郷キャンパス・福武ホール
基調講演:
 クラウディア・デリクス(ベルリン・フンボルト大)
   日本の1968年とムスリム世界の1968年-ヨーロッパの視点から
 小熊英二(慶応大学)
   「1968」とは何だったのか、何であるのか-グローバルな視点から見た日本の経験
司会:酒井啓子(千葉大)
討論者:松井康浩 (九州大)、小倉英敬 (神奈川大)

12月16日(日) 10:00-17:00
第1セッション:旧ソ連・東欧(10:00~12:00)
 加藤久子 (國學院大)
   ポーランド「三月事件」を結ぶ点と線-ワルシャワ、バチカン、エルサレム
 井関正久 (中央大)
   1968年から半世紀を経て-ドイツの場合
 松井康浩 (九州大)
   ソ連・西欧知識人の越境的連帯とその意義-起点としての1968年
司会:中井杏奈 (中央ヨーロッパ大)
討論者:藤澤潤 (神戸大)

第2セッション:中東、アフリカ、ラテンアメリカ(13:30-15:30)
 真島一郎 (東京外国語大)
   セネガルの1968年5月
 山本薫 (東京外国語大)
   レバノン小説が描いたアラブ諸国の1968年
 小倉英敬 (神奈川大)
   ラテンアメリカ1968年-:「中間層」主体の変革運動
司会:後藤絵美 (東京大)
討論者:梅﨑透 (フェリス女学院大)

総合討論(15:45-17:00)
司会:福田宏 (成城大)