美学芸術学、近現代芸術史の研究者、柳沢史明さんが、〈ニグロ芸術〉に関する研究書を刊行されました。
柳沢史明 『〈ニグロ芸術〉の思想文化史
- フランス美術界からネグリチュードへ』 水声社、2018年3月30日発行。
「本書が試みているのは、「ニグロ芸術」という呼称と概念が形成され、変容することになる思想的背景と具体的な思想、そして変容の歴史に関する分析である。[…] この用語が帯びてきた歴史的イデオロギーと文化政治的位置を分析し再検討することで、歴史に埋もれた一つの文化事象に光を当てつつ、その反射した光を通じ反省的に二〇世紀の芸術文化と文化政治的な潮流とを解釈し直す試みとなることを目指している。」 (本書 「序章」より)
柳沢さん、
ご研究の成果から大いに学ばせていただきます。
ありがとうございました。